迷いの中
調査を迷われる方は多いです。理由はさまざまで、経済的理由も多いですが、案外
多いのが「こんなことやっていいのか」という罪悪感です。
この期に及んでと、私は思いますが、日々調査と対峙している私たちとちがって、多くの
人にとっては初めてのことで、迷いに迷っての相談電話ですから無理もないことなのですが、
正直言って、開き直った方が結果は出やすいです。
腹を括って、対処を考えれば「救う道」も「開ける道」もあるのです。ですが、
罪悪感に絡めとられて、一歩が踏み出せないことには、どんな先も見えません。
今が袋小路なら、なおのことその一歩が重大な一歩なのです。
振り返ることは必要です。反省することも人間としては立派です。
でも、その上で「決める」ことのできる方が、次の曲がり角の選択権を
手にするのです。
口で言うのは簡単ですが、これがなかなか難しい。
夫婦間でのこれまでのことが走馬灯のようによぎることでしょう。
かつては愛し愛された相手のことです。私が言うほどには冷酷に分析はできないとは
思います。
でも、勇気をもってそれを実践した方からは、それだけの成果のご報告を得ていることも
嘘ではありません。
こういう仕事なので、それを個々にお話できないのが、残念で辛いですが、そういう方が
いらっしゃるからこそ、私たちの仕事が消えてなくならないのです。
社会の中の王道を行く仕事ではありませんが、それが私の心の支えです。
それが私の生涯の仕事です。。。