食べ物の話
2019年12月27日
今朝のニュース見ましたか。定時制高校の先生が食べ残した給食のパンと牛乳をただでもらい受けていたのが
けしからんと摘発されて、60代の先生が依願退職してしまったというあのニュース。
朝ごはんを食べながら、あまりの小ささとセコさにコーヒーカップ取り落とすところでした。
いえいえ、先生のセコさではなくて、そんなことを取り上げる世間のセコさです。
生徒の分をとりあげたとか、掠めたとかいうならともかく、残ったものを持って帰って何が悪い?
かつて「もったいない」ということが持てはやされていたのは幻?
食品廃棄率を下げましょうという口の下で、残ったパンを持ち帰る教師が糾弾されるなんて、いったい
この国はどうなっていくのでしょう。
物事を極端でしか見られない人種が増えたということでしょうか。
ここまではいいのよ。そいう判断が誰も付けられなくなったのでしょうか?
こんなことを考えていると、この国で長生きすることの不幸を数えるようになりそうなので、
もうやめます。
今年一番美味しかったものを書きだしていると、案外同じものばっかり食べていることに気付きます。
人は何事によらず、そう大きく旋回しながら生きているのではないのだなと、しみじみ思いました。