自分がしてきたこと。

2020年01月11日

今日の私はブルーです。

では、昨日はピンクだったのかと問われれば、それも答えにくいのですが、ともかく

今朝の私はブルーです。

 

私には二人の子供がおります。もちろん二人とも成人して、それぞれに暮らしております。

息子は東京で一人暮らし。娘は結婚してすぐ近くに住んでいます。

この兄と妹は仲が悪くて、私と家人はよく「私たちは兄弟がいなくてよかったねぇ」と言い合うほどです。

 

兄は妹は頭も要領も悪く生き方下手。妹は何でも頭ごなしに行ってくる兄には話をしても無駄と思っている。

私はこの二人のことをずっとそう思ってきました。

ところが昨夜、兄との電話の中でそれはひとえに私の教育のせいであると指摘されました。

今の自分が、周りと協調できない下地も、人とは違う考えを見つけようとする姿勢も、私の教育のせいだと

言うのです。

確かに、言いましたよ。「人と同じに生きるな。誰々が持っているからほしいと言っても買わない。

誰も持っていないから買ってくれなら考える」と言って育ててきました。

これが自分の基本の中にあるので、広く人の意見を聞けない。受け入れて吟味する前に自分の意見を

主張してしまう。これが今の自分の限界なのだというのです。

なにそれ?    それって今更あり?

妹に「親はいつまでたっても親と言うかと思えば、二十歳過ぎたら自分で責任もて。親を責められても

知らんと相反するとを言うから、妹はなにがなんやら判らんようになるのだ」と指摘されました。

もちろん言いましたよ。それも。

 

でもね、それって相反するけどどちらも真実ではありませんか?

親は親です。ずっと。でも、自分のことは自分で責任持ちましょうよ。二十歳になったら。

前半は私の心の叫びです。後半は彼らに投げる言葉です。

物事には光と影があるように、表と裏がある。それを微妙に行き来しながら生きていくのが

人生というやつではありませんか?

そして、それを身に着けるのが大人というものです。

 

こんなシンプルなことを今更、息子に突き付けられるとは思いもしませんでした。

私の心の奥はざわざわしています。けれどこれが、子育てン十年の成果なのです。

良くても悪くても・・・

 

そうおもったら、ブルーが少し明るくなってきました。

自分がやったことの結果がこれなんだから、自分が失敗と思えば失敗。成功と思えば成功。

これでいいじゃないかと。

他人に価値を決められることではないし、自慢することでもない。

自分のやったことは、必ずどこかで誰かが判断するということか。

その誰かかは他人か子供か、はたまた自分か・・

 

そんな自問自答していくのが「人生」というものでしょうか。

 

お正月が終わると、子供の結婚調査についての相談電話が増えてきます。

家族になったり、家族でなくなったり、この仕事は自分の生きざまを突き付けられているようです。。。

 

 

 

 

 


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