うどんの国
私はうどんの国に住んでおりますが、正直うどんがそう好きな方ではありません。
全国レベルで言えば上位かもしれませんが、かの国では「きらい族」に分類されてしまう
やもというぐらいの位置です。
そんな私にも、お友達がおりまして、彼らは自分で開拓した店を逐一ラインで私に
教えてくれます。
開拓と言っても、新店舗ばかりというわけではありません。ご存じのように「さぬきうどん」は
津々浦々にあって、しかも僻地であればあるほど聖地扱いされるという今はなんとも
ややこしい価値判断になっております。
かの友人は言います。
「いまごろは、地元の口コミより、YouTubeよ。県外の人の方が、よっぽど真剣にリサーチ
してくるわ。彼らの見た方が、旨い店が判る」というのです。
これも、またしかりかなとも思います。
そしてその友人が、愛読というか愛視聴しているユーチューバーの行動を辿って、お店の
検索に行きその成果を私たちに教えてくれるというわけです。
なんだか、納得できるようなできないような・・でも、現実的なってかんじです。
そんな風に教えてくれたお店に行くと、ラインで実況中継が入ります。
それがいいかどうかは別にしても、これはラインの楽しい使い方ですよね。
私も、そうやって教えられたお店に行ったときは、まず礼儀として彼らにラインで
状況を送ります。
これが一歩間違えると、浮気ダイヤルになってしまうんですよねぇ(浮気ダイヤルって
古くないか?←カゲの声)
古いですよ。どうせ私は昭和の魔女ですもの。
だから新設部門とはいえ「結婚調査専門ダイヤル」なんです。
それがなにか?
と、開き直りたい気持ちを抑えて、話を続けます。
それにしても、讃岐うどんの奥は深いです。しかもその先は何枝にも分かれている。
きっと空海さんが教えた時には、シンプルでただ一つのレシピが、口伝えでどんどん
膨らんで行ったのでしょうね。判ります。噂話と同じですもの。
単純な小麦粉の麺と、イリコと昆布の出汁だけど、削ぎ落とされて、添加されてを繰り返した
うどんは、その外観に似ず、案外奥深いものになっているのかもしれませんね。
○○うどん大好きです。
本当は実名入れたいぐらいですが、もしも何かの拍子にご迷惑をおかけするようなことに
なったら困るので今日はあくまで伏字で・・・