秘密

2020年01月21日

誰にも言えないことのひとつやふたつは誰にでもあるものです。

誰かに言えば、その人の心の負担は軽くなるけど告白された方はその分

ずっしりと重みが増してきます。

また告白したことで、言わなければよかったとか、言ったことを後悔なんぞし始めたら

もうきりがありません。

 

それでも世の中には、自分の胸に収めておくということができない人がある一定数

いるのです。

それはその人が悪いわけではなく、人の持つそれぞれの心の形と大きさなのでは

ないかと思います。

大きければそれでよしというものではありませんが、小さいよりはいいでしょう。

それよりも、大切なことは「そのもの」に合わせる形です。

そのものに合わせて大きくなったり、固くなったり、三角になったりコロンところがったり

言ってみれば水を革袋に入れたような、そんな心の袋を持っていたら、誰にも言わない

秘密のひとつやふたつ、どこにでも隠しておいておけるでしょうね。

 

私の仕事は、人様が話しにくいことをお聞きすることから始まります。

こんなことを言えば、この人はどう思うだろうか。

この人は私のことをどう思うだろうかとさんざん悩んで、苦しみぬいてお話に見えるのです。

そんな方を相手に、私の袋が杓子定規に形を構えて待っていたら、入りきれない相談者の

心の残りはどうするのですか?

口幅ったいことを言うようですが、この仕事についてのキャリアが、私の心を自在にしてくれます。

夫の浮気に悩んていても

子供の結婚に迷っていても、誰かに言えば言霊は歩き始めます。

だから、それを告白するのは、ひとりだけにしてください。

 

やるかやらないかは、その後のことです。

あなたの秘密・・お預かりします。。。

 

 

 


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