若き母たちよ

2020年01月27日

土曜、日曜と仕事に追われて、ほっと一息の月曜日の朝、テレビの声をBGMに

朝ごはんの用意をしていると、乳母車を電車に入れたら成人の男性の足にちよっとだけ

触れて舌打ちされた。もう一度謝ると乳母車を蹴られて怖くなったというテーマで

議論が沸いているようでした。

古くて新しいテーマではあります。生後1年未満のお子さんだそうですが、「子供を

危険にさらしたくないと思ったら、謝るしかなかった」と言うお母さんの判断は正しい

でしょう。

いい大人が、「大の男がです」乳母車がちょっと当たったくらいで、舌打ちしたり、

ましてや赤ちゃんが乗る乳母車を蹴とばすなんて、なんて大人げない、ちいさい男、とは

思います。庇うつもりはありません。

 

そしてそのあとすぐにテーマが変わって「赤ちゃんをべたべた触る大人が困る」。

赤ちゃん連れの時、「まぁ可愛いわね」と言いながら赤ちゃんのほっぺ触ったり

抱っこしたりするんです。見も知らぬ人なのに・・・

どんなばい菌が付いているかと思うと、ハラハラします。

触れられるのはいやです。という意見を展開しています。

さきほどの蹴り男を非難したコメンテーターたちがです。

 

これって、お母さんのわがままとは言われないんだと思った私は鬼ばばですか。

はじめは込み合う電車に乗って、足に触れたら男性に睨まれて怖かった。子供のために

謝るしかなかったと言い、次には「かわいい」と言いながら、ばい菌だらけの手で

うちの子に触るのはやめてくださいと言ってるのですよね。

 

これってお母さんのわがままとは言えませんか。

込み合った電車に乗らなければいけない事情は何かあったのでしょう。

でも、その電車内で乳母車が場所を取り、邪魔なのは事実です。子供は大切にしなければ

いけませんが、何よりもその子に対する責任は親が被らなければなりません。

ならば、一歳未満ということなのですから、おぶったり、抱いたりして乳母車を使わない

方法はないですか?

舌うち男も、ちいさいことは確かですが、それだけの場所を占有しているという自覚が

あれば自分の胸に収めるでしょう。

そしてその手の話は、当のお母さんではなく、それを見ていた誰かがどこかに投書して

議論になるというなら判ります。

当のお母さんが「被害者面」して(厳しい言葉でごめんなさい。これ以外の言葉が思い当たらなくて)

訴えるのはどうかと思います。

そして、日ごろ子供連れに優しくとか、子連れの時にはああしてほしい、こうしてほしいと

要求はたくさんするのに、通りがかりの人が「かわいいね」と言って、触れてくるのが

ばい菌だらけですって。ふざけんな!

誰が悪意をもって、わざわざ泥だらけ、ばい菌だらけの手で触りますか?

可愛いから、思わず・・でしょ。そしてそういう方は、何かの折にはちよっと手助けしてくださる

方かもしれませんよ。

それを手助けはいるけど触るなって・・なんてこと。

 

そんなにばい菌が怖いなら、触れられた後、ほらあなた方がいつも持っているあの

アルコール消毒したティッシュでそっと拭き取ればいいだけのことじゃありませんか。

世間の人に、可愛いと愛されてこそ、人は助けてくれるのですよ。

普段は触れるなって言っておいて、何かあったら「怖かった。子連れに理解がない」と

騒ぐのは身勝手というものです。

こんなことを、嫁入り前に教育しょうと思うのは時代錯誤というものですか?

私は古い人間ですから、子連れで食事に行けば、帰り際に店員さんには「お騒がせ

しました」と言って帰ります。娘は時々それを忘れますが、そんな時、かまわず

足を踏みつけることにしています。

人様の前で叱咤したのでは、娘の立場もありますまいから。

だからなのか、娘は私と食事に行くときは、履きつぶしたスニーカーにしていますね。。。

 

 


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