韓国映画

2020年02月19日

昨日話題の映画「パラサイト」を見てきました。

ずっと見たいと思いながら、なんだかんだと今日に至ってしまいましたが

さすがに韓国映画。これでもかっ!という演出に、圧倒されましたね。

ストーリーはご存じの通り、貧困の家族が一人づつ富豪の家庭に入り込んで

その経過と結末の物語です。

私は恋愛映画と歴史ものを除けば、韓国映画をすごく評価しておりますので

この展開の意外性には慣れております。とはいうものの、さすがのアカデミー賞です。

これもありかという二転三転。家政婦の夫婦との二重螺旋のような貧困に、唸る思いでした。

 

気持ちの片隅に「万引き家族」の韓国版ね。みたいな気持ちがありましたが、これは

まったく失礼。

あーリリーフランキーさんね。樹木希林さんよね。と、予定調和みたいな配役と

落し処はありません。作品は文句なく韓国版が上です。

むしろ日本映画の方々にもっともっと見ていただきたい。韓国映画。

 

先日、春日太一さんが奥山由和さんとの対談を本にしたものを読みましたが、

帯タイトルのわりには中身はたいしたことないです。

奥山さんを稀代の映画製作者のように持ち上げてはいますが、その割に

代表作は、あれ? こんなもん?  みたいな感じです。

そりゃあ、毀誉褒貶があれども角川春樹さんの手腕には遠く及びませぬ。

その往年の角川氏といえど、韓国映画の娯楽度ということにかけては負けてます。

 

私は日本映画の隆盛期の末端をかろうじ知っていますから、当時の映画の煌びやかさ、

パワーを今の韓国映画に見るのです。

煌びやかではないけれど、瞬発力と意外性と爆発的な現実性。

そしてどこに転ぶかが見えない、斬新なシナリオ。これらが揃って、面白くない

はずがないでしょう。

 

割引料金で観たのが申し訳ないくらい面白かったです。

そして、日本の映画も見たいなと、往年の映画ファンはちょっと悲しくなるのです。

そして、そして、「ローズ家の戦争」みたいな映画を、韓国版で撮ったら、世界中から

浮気という行為がなくなるような気がします。

あまりに、激しくて。あまりに恐ろしくて・・

でも、そうなったら・・・仕事上は困ります。あぁジレンマ。。。

 


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