国難 番外①
コロナ禍災のニュースは止まるところを知らず、毎日毎日くらーい顔して
口角泡を飛ばす勢いで、コメンテーターさんたちは、喧々諤々です。
もう国難というよりも世界禍という有様です。連日の円高と株安に肺炎よりも
世界経済のほうが重症のようです。
何回も小説のテーマになったパンデミックからの世界の崩壊が足音高く迫って
きているのかとさえ思います。
本の中でなく、現実社会で起こった出来事という事実に、驚愕のまま日々を
過ごしているような気がしています。
なんてこと書きながら、案外現実はもっとのんびりとしていたりもするのです。
同業者さんが、都内の相談に行くと、玄関でマスクを渡され上着を脱がされ、
ばい菌扱いという話も、なんだか笑い話みたいに聞いている自分もいます。
友人たちは河津桜を求めてこの土日、西に東にと走り回っていたようでした。
結局人は、有事であっても、その時でなければ事態を受け止められないということなのでしょうか。
でも、いまのような社会規制はいったい、いつまで続くのかとも思います。
政府は第二弾、三弾と、お得意のその場しのぎの「人気とり政策」を繰り返し
ご披露するのでしょうが、こんな規制がそうそういつまでも続くとは私には思えません。
どこかで誰かが、この規制を少し破ると、それが燎原の火のように広がって、
いつかなし崩しになっていくような気がします。
そしてコロナ肺炎は、広がるだけ広がって、いつしか終焉に向かっていくでしょう。
それは、政府努力でもWHOの力でもなく、自然の摂理です。
でも、愚かな人間は「それ見たことか」と、さも自分の手柄のようにふるまうでしょう。
こんないい加減さが、人間の姿のような気がしますし、こんないい加減な人間が
私・・案外好きだったりするんですよねぇ(笑)。。。