恋するPC
ただいま私のPCが絶不調です。
私は元来機械オンチであることは自負しておりますが、同じくらい
機械というものを信じておりません。
「機械は裏切る」と心に深く刻んでおります。
私くらいの年代は(何百歳というわけではありません。念のため・・)
PC黎明期からその存在を知っており、その前のペーパー全盛期に
会社勤めをしておりましたので、記録の保存は「紙」というのが常識であった時代の生き物です。
黎明期のPCはほんとにひどかった。図体が大きいばかりで
ややこしい、なんちゃら言語が使えないと、理解できず、
そのなんちゃら言語を操る人たちは、揃いもそろって、暗くて
排他的で依怙地な社会生活不適合者みたいなのばっかりでした。
(多少の偏見と誇大比喩はお許しください。)
新しもの好きの我が家も御多分に漏れず、使えもしないPC
を購入してなんとも手におえず、当時小学生の息子のゲーム機に
なり下がっておりました。
時をへて、なんとか現代のものに近い使い方ができるようになったとはいえ、長い文章の途中で、なんに触ったか・・一瞬でそれまでの
文が消滅したり、動かなくなったことも何度あったことか・・
PCに頼る前までは、電話番号の100人分くらいは暗記していて
それがすらすらと出ると、ちょっとした快感であったのが、記憶を
保存するようになり、今では誰の電話番号も出てこなくなりました。
人よりちょっと知っていることがささやかな誇りであったことも
今はGoogleをくぐれば、みんな同じだけは知っています。
こんなPCなんて私は大嫌いです。
しかも、自分の思い通りにならないと、もうどうにも自分の手に負えないなんて・・最低。
そんなPCが今、絶不調です。このブログというかHPの管理者さんにも半ば「匙を投げられている」状態です。
ハンマーを叩きつけたい衝動もあるのですが、今このブログが私の
支えのひとつになっていることも事実です。
そう思ったら、悔しいけれど、治ってほしいと祈るばかりです。
これは恋と同じです。惚れた方が「負け」です。
愛しさと憎らしさか、背反してせめぎあうのです。
あ゛~ もうなんでもいいです。
誰でもいいです。私のPCを一刻も早く治してください。
私のこの短気な恋心が消え去る前に・・・