恋するPC

2020年03月21日

ただいま私のPCが絶不調です。

私は元来機械オンチであることは自負しておりますが、同じくらい

機械というものを信じておりません。

「機械は裏切る」と心に深く刻んでおります。

 

私くらいの年代は(何百歳というわけではありません。念のため・・)

PC黎明期からその存在を知っており、その前のペーパー全盛期に

会社勤めをしておりましたので、記録の保存は「紙」というのが常識であった時代の生き物です。

黎明期のPCはほんとにひどかった。図体が大きいばかりで

ややこしい、なんちゃら言語が使えないと、理解できず、

そのなんちゃら言語を操る人たちは、揃いもそろって、暗くて

排他的で依怙地な社会生活不適合者みたいなのばっかりでした。

(多少の偏見と誇大比喩はお許しください。)

 

新しもの好きの我が家も御多分に漏れず、使えもしないPC

を購入してなんとも手におえず、当時小学生の息子のゲーム機に

なり下がっておりました。

 

時をへて、なんとか現代のものに近い使い方ができるようになったとはいえ、長い文章の途中で、なんに触ったか・・一瞬でそれまでの

文が消滅したり、動かなくなったことも何度あったことか・・

 

PCに頼る前までは、電話番号の100人分くらいは暗記していて

それがすらすらと出ると、ちょっとした快感であったのが、記憶を

保存するようになり、今では誰の電話番号も出てこなくなりました。

人よりちょっと知っていることがささやかな誇りであったことも

今はGoogleをくぐれば、みんな同じだけは知っています。

 

こんなPCなんて私は大嫌いです。

しかも、自分の思い通りにならないと、もうどうにも自分の手に負えないなんて・・最低。

 

そんなPCが今、絶不調です。このブログというかHPの管理者さんにも半ば「匙を投げられている」状態です。

 

ハンマーを叩きつけたい衝動もあるのですが、今このブログが私の

支えのひとつになっていることも事実です。

そう思ったら、悔しいけれど、治ってほしいと祈るばかりです。

これは恋と同じです。惚れた方が「負け」です。

愛しさと憎らしさか、背反してせめぎあうのです。

 

あ゛~ もうなんでもいいです。

誰でもいいです。私のPCを一刻も早く治してください。

私のこの短気な恋心が消え去る前に・・・

 

 

 

 


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