3月の終わり
コロナ旋風に翻弄された3月が終わりました。
本当なら、月の初めに、お友達三人と一緒に上海に行く予定で、私ともう一人はパスポートの
更新をし、残りの二人は生まれて初めてのパスポートを申請したのが2月の頭。それから怒涛のような
コロナ攻勢でしたね。
でも、思い返せば、早めに上海を諦めて、その代わりと決めた柏島ツアーもあきらめて、良かったと
自分の判断を褒めてやりたい気分です。
その頃は、まだこんなになるとは思っていませんでしたから、暢気に静観などと言っておりましたが
今は旋風の真っただ中。
毎日、毎日「今日のコロナは・・」なんてテレビで流し続け、クルーズ船やら、濃厚接触やら、自粛要請やらが
続き、気が付いたら世界中にコロナは蔓延していました。
若いものが感染するとかれらは軽症でも、それが年寄りに媒介して、年寄りは重症化すると脅され
学校は強制休校になり、ライブや集会は目の敵にされました。
この一か月で、世界中はまさしく坩堝です。
混沌と出口の見えない長い長いトンネルを歩き続けているようなものです。
もちろん私の長い魔女生活の中にもありませんでしたが、これよりも過酷な体験をしている方は
それこそごまんといることでしょう。
そう、なんにでもはじめはあるのです。そのはじめは混沌として始まりますが、いつしか淘汰され静かに
あるべき姿に戻っていくのです。
それが長いか短いかの違いです。
人の手では御しきれないものは確かに存在すると判っただけでも、いい勉強ではありませんか。
こんな悲壮な三月を誰が想像していたでしょう。
それでも桜は咲いて、綻びて、舞い散ります。いつものように・・
人間はこんな時下で、いつものようにはできなくても、変わるものと変わらないものとを
静かに見極められる者でいたいと思います。。。