私は異端児

2020年04月24日

手洗いもしている。外出の自粛もしている。お買い物もなるべく人出を避けている。

それなのに、連日テレビで安倍さんも小池さんも更に、ああしてこうしてと毎日言い続け

わが県の知事さんも、とうとううどん屋さんに営業停止を迫っていた。

GWに他県の人たちが押し寄せてきたら困るのでというのが理由らしいけど、

そもそも、うどんは県人のソウルフードです。

この期間中に、うどん屋さんが全店閉まったら、私たちはどうすればいいの?

 

もちろん自分でうどんを打つという選択もありますよ。

私だって、打てと言われりゃ打てます。自信もあります。

でも、もっと他の選択はありませんか。知事さん。

他所の県の人に来てもらいたくないから、うどん店閉鎖って、

それまさしく「羹に懲りてなますを吹く」状態ではありませんか。

 

なんとかこの状況下、最低限の売り上げを確保し、この1.2カ月を乗り切ろうと辛苦している

零細な事業者にこの決断は無慈悲ではないですか。

県外者に来てほしくないなら、各店で証明書見せてもらえば?

いちいち面倒かもしれないけれど、強制の全店一斉休業よりはましではないですか。

きちんと確認できないというかもしれませんが、もともとお願いなんですから

おきて破りはどこにでもいます。それくらいは過誤のうちですよ。

 

なんだか日本中が「羹にこりて・・」状態に陥っているみたいで、私はそっちが

むしろ怖いです。

何も考えないで、言われたことをどう貫徹するかだけを考える。

これって、戦前の日本人思想と全く同じじゃないですか。

脈々と流れる日本人の血というものは、そう容易くは変化しないものだと、私は

今回の出来事でしみじみと知りました。

 

 

本庶先生の「抗体説」がどう受け止められているのか、私には判りませんが「ノー」と言えなかったり

「なぜ?」と聞けない世の中は、コロナよりも怖いです。。。


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