源氏物語
漠然と思った通りに、非常事態宣言がなし崩しの体を見せ始め、ちょっと
怖いなと感じる今日この頃です。
私の日常はあまり変化はなく、自宅待機はGWで明けて、時短で出社しています。
もともと時間が厳格に決まっているわけではないので、元に戻った生活という
ことでしょうか。
私はマスクを作り倒し、平素にないミシンを使い続けました。こんなにミシンを使ったのは
何年ぶりでしょう。
そしてそれが一段落したので、少し前から迷っていた角田版「源氏物語」を購入しました。
ちょっと前から店頭平積みされていたのですが、上中下三巻でしかも全54帖を現代訳と
なれば各一冊はなかなかの厚さです。
もちろん源氏物語は学生時代に読んではおりますが、古文のまま読んでいくのは
ある種拷問でした。しかも続けて読破できるはずもなく、なにかの間で読んで、止めて
読んでと繰り返していくと、もうなにがなんやら・・
何年もかかってよみ終えた時には、人間関係はわやわや。系図はずたずたという有様。
大人になっても、話題にはついていけるものの、それ以上のことは判らず、いつかはと
思っておりました。
円地文子さん、田邊聖子さん、林真理子さんと、錚々たる方が現代訳をしていらしたのですが
どれもいまひとつ馴染めずにいたところに、角田光代さんの出番です。
正直に言うと、取り立てて好きな作家というわけではありませんが、それでも「八日目の蝉」や
「紙の月」を見ていると、男女の感情を少しひいてみている方なのだと思いましたので、
それとこの時期のタイミングですね。自由な有り余る時間にピッタリではありませんか。
今日我が家に届きます。
今度は通しで見られるのかと思うとちよっと嬉しいです。
コロナ禍で得をしたと思う数少ない出来事をちよっとご披露してみたくなりました。。。