家出の今昔

2019年09月27日

昨日のニュースに、家出の少女13年目に発見!・・なんてのがありましたね。

当時は17歳の女子高生でした。しかも、亡くなったのは1年ぐらいとか。その12年の間に彼女に何があったのでしょう。

私がこの業界に入った頃は、家出調査は案外多くて、春休み、夏休みの間などは必ずご相談があったものでした。

それがいつの間にか、そんなご相談はぱったりと絶え・・・大人も子供も家出をしなくなったのかと思いきや、そんなことは決してなく

家族が探さなくなったという結論に達したときは、ちょっと寂しい思いにもなりましたね。

個々に携帯電話を持っている時代に、家族が帰ってこなくても、携帯さえあればと誰も心配しないのです。

電話に出なくても、こちらからメールさえ打っておけば、それで安心と思っているのです。ラインの既読がつけば、それで安否確認はできたと思っているのです。

本人がメールを見たと、ラインの既読をつけたと思い込んでいるのですが、だれがメールを受け取ったか、ラインを見たかは、その時点では分かりっこないのです。そうこうしているうちに一か月が過ぎ、三か月がすぎ、一年がすぎてゆく。

悲しいことに、多くの人の頭脳は、時間と忘却の間を正比例しています。

中に、どうしても忘れられなくて、携帯が繋がらなくなってやっと相談電話に手をかける方が、今や数名です。

でも、はっきり言いましょう。家出は時間との闘いです。早いほど打つ手が多いです。

もちろん、警察に捜索願を出したり、知る限りのところには問い合わせたりしていらっしゃるとは思います。いやいや、正直に言いますが

携帯電話をあてにして、子供のために警察は・・とか、あそことあそこには知られたくないとか、おっしゃる親御さんは案外多いのです。

亡くなられた鹿児島の女性には、ご親族の誰も知らない12年があったのでしょうが、いまはただご冥福をお祈りするばかりです。

このニュースを見聞きして、自らの商売を顧みて、そんなことを思った魔女相談員のひとり言でした。


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