退陣

2020年08月31日

安倍総理が退陣されるそうです。週末はそのニュースでもちきり。

連日の病院通いから、ただの健康診断ではないことは明白です。ですが、

それも演出なのかと、疑う私は冷血女?

 

テレビで退陣を表明してからというもの、マスコミの安倍総理への態度は

豹変しました。一部を除いては、病気の身を押して責任感で今日まで続けたという扱いです。

確かにテレビでここに至った経過を話す安倍総理はお疲れに見えました。

体調もお悪いのでしよう。それでも投げ出すわけにはいかないから、ここで退く。

そういうニュアンスでしたね。

これに、前回のことがあるから、そういう言い方をしたんでしょうと、評論家諸氏は

理解あるコメントですが、ちよっと待って! と、私は言いたい。

 

これ二度目ですよ。

同じ病気で、同じように自分に不利な状況になったら、辞める。投げ出さない

だけましって、子供かっ?

一国の総理大臣ともあろう人が、自分の健康管理もできず、二度も同じ病気で

同じ状況でその職を投げ出したというのに、それを受け入れてしまう寛容さ。

あまんずく、そのことをちよっと攻めてみたら「病気の人に・・」「同じ病の

人に・・」などと、非難を浴びるなんておかしくないですか?

 

コロナの感染にはこんなに不寛容なのに、国政を二度も投げ出す総裁についての

この甘い理解。病気の人を鞭打つことと、為政者としての態度について

非難することを、同じまな板の上で討議する馬鹿らしさ。

 

私は、安倍総理はずるいと思いますよ。

病気を理由に投げ出せば、多くの人は理解して指示してくれると思っての

ことではないですか。なにしろ二度目ですから。

しかも、今回はどなたがシナリオ書いたかはしりませんが、次の総裁が

決まるまでは病身に鞭打って頑張りますなんて・・より世間の同情買いたいの?

 

そういう自分の身を知っているのなら、まずその管理を第一として、二度と

「病気」を口実に退陣するなんてことはないようにする。それが一番

重要なことではないですか。

そのために、妻が邪魔なら離婚するべきですし、誰がなんと言おうと治療の

時間を確保すべきなのです。

「責任感の塊のような人ですから」なんて内閣の誰かが言ってましたけど、

ここ、ここに至ってはそれを責任感と言うのでしょうか。

憲法改正ができなかった。などと、言ってましたが、あなたができなかったのは

それだけではないですよね。

拉致問題も、もりかけ問題も、公文書偽造問題も、桜を見る会問題も、何一つ

解決せずに、職を辞すあなたの中には、もうこれらの事は問題ではないのですね。

東京オリンピックも、もう開催されなくてもいいですものね。あなたの責任では

なくなるんですものね。

コロナ後の泥沼の経済社会のことなんて考えなくてもいいですものね。どんな不況に

なろうと、あなたご自身はお金に困ったことがないご身分ですもの。

 

そういう諸々のわずらわしさや、自身の不利を脱ぎ捨てて、どう恰好よく

終焉を迎えるか・・あなたはそれしか考えていない。

そして、人のいい日本人の多くが「病気なら仕方ない。」「病気の人を

鞭打つことはできない」と、その矛先を収めてしまうのです。

 

こんな田舎の魔女おばばが言っても詮無いことですが

「責任」と「忍耐」という言葉は向こう受けするために使うものでは

ありません。

自分が、自分を制するためにいつも、鉄の掟として自分の中に

置いておかなければならないのです。

誰に言われるものでも、誰に見せるものでもないのです。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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