長門から足立美術館へ②
さて、センザキキッチンで目にしたものは、日本海の魚。干物もあれば
お惣菜も冷凍処理のお刺身もあり。しかも、どれもがリーズナブル。
ふぐ刺しに心を掴まれ、見蘭牛に目を奪われ、アジの干物に食指が動き、
なんやら知らぬ間に、Gotoクーポンが飛んでいきます。
出口で、ご自慢というcoffeeゼリーをゲットするとクーポンは一枚も残らず状態。
どうです。菅首相。日本国民として多大に貢献しています・・・よね?
さて今から、あの外国人がお勧めする日本の風景30に選ばれたという「元乃隅神社」です。
海に張り出した真っ赤な鳥居が波打つように並んでいる景観に出会うはずです。
現在はコロナの関係で神社内は立ち入り禁止になっていますが、観光バスも行き交う
人気スポットのようです。
・・・・確かに、圧巻です。
土曜サスペンス(ふるっ・・もうないですが・・)なら、追い詰められた犯人が動機を告白するような
断崖の果てから鳥居は続いています。
青い海に砕ける白い波。その土色の上を高い岩場に向かって並ぶ無数の赤い鳥居。
毎年お参りする伏見稲荷の鳥居とはまた違った趣の並び方です。
立ち入り禁止のためか、鳥居の下には人は誰一人としていないのがまた幻想的で
黄泉の国の入り口かもと思ってしまいそうな佇まいでもあります。
でも、ここは絶対のお薦めです。鳥居の入り口向こうの断崖は
ちょっとしたスリルとサスペンス。愛情に疑問符をもつご夫婦はやめておいたほうが
よろしいかと思います。
さていよいよ今日のメインイベント「角島灯台」です。
キムタク君の映画だったか、ドラマだったかに放映されたり、海の中を
走り抜ける車のCMに使われたりで皆さんも一度は目にしたことのある角島大橋を
気持ちよく走り抜けます。
島の先にあるのが角島灯台。一級灯台ということはその夜のナイトツアーで知りました。
寄せては返す日本海の波の荒さに圧倒されっぱなし。
これが海だ。これが冬の海だと、「砂の器」の世界観が訴えています。
風も波も傾く夕日も、そのどれもがお友達になったようです。
堪能して今夜の泊まりはその角島大橋のたもと「西長門リゾート」
海に突き出した大浴場が気持ちいい~
満館のせいか、食事は手抜き、場所はここ? みたいな感じでしたが、なにより
景観は最高。それだけで、なんでも許してしまいそうです。
夜は希望者だけの「角島ナイトツアー」
真っ暗な島内を室内ライトを落としたミニバスですすみます。
お薦めの場所でバスを降りると、空には満天の星。
それも、すごく近い。まさに手をだせば触れるがごとくの近さです。
そして振り返れば、灯台の窓からの八本の光。
遠く海に向かって一直線に伸びています。灯台が灯台としてその役目を
真摯に果たしているのを見るのは、初めてです。
何事でも、いくつになっても、初めてというものは感激するものですね。
この余韻のおかげで、翌朝のしょぼい朝ごはんにも耐えることができました。
さて、波乱の二日目はまた明日ということで・・・