焚火の誘惑
なんとも暖かい日々が続いて、春待ちどころかもえ春爛漫といった
風情のこの頃で、寒さにからっきしの私は、とても穏やかで心豊かな
刻を刻んでおります。
さて、先日来にもお話しました、私のアクティブ友人夫妻と一緒に、昨日は
「焚火ディキャンプ」を楽しんでまいりました。
私たちは知らなかったのですが、県内にはなかなかのオートキャンプ場が何か所かあって
管理も整備も行き届いていて、とても快適な状態で使用できます。
さて、友人夫から焚火の指導を受けた家人はといえば、その前日まで道具を
探しにアルペンじゃ、ホームセンターじゃと走り回りました。そして買ったのが
焚火椅子一脚。なんじゃそれ・・
物を買うのに即断の私と、家人は相容れません。
家人は、教えてもらい現物を見て、なおネットで検索して、評価も見て、
そこでもう一考・・というタイプですから、即断実行の私とは相容れません。
しかし、もう長い付き合いですから、お互いのその性質は熟知しているので、
お互いの買い物には口を挟まないようにしています。
「もう、それでいいんじゃない。」とか「早く決めたら?」以外は・・
え・・これって十分口を挟んだことになるのですか???・・知らなかった・・
そんなこんなで、ワイワイとキャンプ場に行きました。
娘の長男は中1で、反抗期真っ盛りと娘は言いますが、私は彼から
「めんどいあーちゃん」と一目置かれていますので、二人の間は只今友好的です。
その彼が、嵌まりましたね。
煙除けゴーグルをつけて、小ぶりの斧で木を切る、木を切る。
ファイヤースターターとかで、原始的(私からみれば・・ですよ)に火を点け、
小さな火から、だんだんに大きくしていく・・・その過程が楽しくてたまらない
様子です。
男の子はやっぱり、本能としてこういうものが好きなんでしょうか。。
彼の父親は、インドア派というか、何もしない派というか、ともかく何もしないのです。
動かない。進まない。考えない・・それは言い過ぎでしょ(・・かしらね・笑)
そういう家ですから、私たちが遊ぶ時にはよく誘うのですが、こんなに
楽しそうなのは久しぶりです。
火遊びは人間の本能ですかね。でも、そうやって大人に混じっていっぱしに
斧を振るったり、火の番をしたりしているのを見ると、やっぱり成長したなとは
しみじみ感じます。
友人夫も、彼に手取り足取り教えてくれますし、彼もそれを神妙に聞いている姿は
なかなか感慨深いものがありました。
私たち女性陣は、なんといっても「た・べ・も・の」調達が命です。
レトルトカレーに焼きそば。インスタントラーメンに、食ぱん一本。
ホットサンドに焼き肉まんetc・・いったい何日分?くらいの量と種類です。
そしてこういう場所で飲むcoffeeのなんと美味しいこと。
優しい味がしみじみと広がります。。
コロナ禍と言えど、こんなゆったりと楽しい時間を過ごせる私たちは
本当に幸せです。
遠くに行かなくても、綺麗な宿に泊まらなくても、楽しいことや
素敵な時間はいっぱいあるのです。
鍋で作ってもらったラーメンをそのまま頬張る彼の幸せそうな顔は
久しぶりに見る気がしました。
焚火はBBQよりもずっと手軽で、後片付けも簡単なのだそうです。
・・・私は後片付けというものをしないので判りませんけどね。
これから春にむかって、こんな時間はもっと増えていくのでしょうね。
そう思うと、なんだか私までラーメン鍋や、ホットサンド器が欲しくて
たまらなくなりました。。。
Amazon・・・ぷちっ・・・