あなたの味方

2019年10月07日

最近の女の子は「かわいそうね」と、私が言うと血も涙もない魔女相談員の口から零れた「かわいそう」がコンクリートの

床に砕け散ったかのような顔をして、家人が私を見ます(どんな顔?)

ここ数か月の傾向として、同級生夫婦、あるいは年の差なし夫婦のご相談が多いのです。しかも、そのどれもが、夫の浮気。

小さな子供を抱えて、共働きして、ある日突然夫に「今まで我慢してきたけどもう限界。離婚して。して。して。今すぐして。」と

迫られ何がなんやら判らないまま、家を出た夫を見送った妻。子供の世話に手を焼き、泣きたくなった妻に「僕のごはんはいちできるの?

その手際の悪さ、信じられない。」と捨て台詞を投げつけられた妻。

「子供のことばっかりじゃん。ぼくのことはどうしてくれるの?」と、畳み終わった洗濯物をかき回す夫。

論えばきりがありません。

こんなはずではなかった・・・・でしょうね。

 

男女の壁が取り払われ、雇用の男女均等が謳われ、女も男と一緒に働きましょう。子供は保育園に預けましょう。

育休取りましょう。妊娠出産で退職するのはもったいない。どんどん社会進出しましょうと、煽られ踊らされ、結婚を

決めたら、自分の夫たちが世界で最も、幼稚でわからずやで、独善的だったことに気づいた妻たちです。

結婚で仕事を辞めてパート勤務に変えた妻に、「財布は別にしょうね。」と、生活費の半額負担を、堂々と要求する夫。こんな

夫は妻が専業主婦になったら、妻の貯金がなくなるまで生活費の折半を求めます。

育休中の妻に「毎日休みでいいよな。」と毒づく夫。ならばあんたが一日休んで面倒みてみ。育休制度がなんであるか身に染みて

判るよ。

同じく育休中の妻に、夕飯後の食器洗いを見せつけ「どーだ。俺。家事やってるでしょ。」アピールするガキ夫。

あなたの奥さんが、どんな気持ちでそのセリフ聞いているのか、よーく教えてやりたいです。

 

私は古い女ですから、男女均等法ができたときは、万歳三唱したかったくらいです。でも、この法の実践はなかなか捗らなかった。

もちろん、今も進行中です。

でも、育休や産休が世間や会社に認められ、働くお母さん応援しましょう・・みたいな世間に、「甘えんじゃないよっ!」と

毒づいたことも何度もありますが、ここにきて、現実を知ると、今の女の人。働くお母さんがとてもかわいそうに思えてきました。

ちっとも「均等」ではないじゃないですか。

 

妻として、母として、働く人としての三役を担わされて、なおかつ収入は「ワリカン」なんて都合のよい言葉にだまされて・・

ワリカンって、ちっとも均等じゃないですよね。

結婚のために時短やパート勤務を選んだり、仕事先を変えて、収入が減ったのに、それでワリカンなんてあり?

収入の多寡に合わせて、割合を変更してこそ「ワリカン」でしょうが・・

今時の男の子は、算数もできないのか、もともとけち臭い(私の時代の男は、けち臭いと言われるのを何より恥と思ったものでしたが・・)

のか、現代夫婦のドライで身勝手な金銭感覚に愕然とするばかりです。

 

そして、私たちの時代になかった、育休などに噛みついていた浅はかな魔女相談員の心の狭さを大いに反省いたしました。

かくなる上は「働くお母さん。魔女相談員はあなたの味方です。ケチで身勝手な幼児夫から自分を解放するためのお手伝いを

いたします。いつでもご相談ください。」と、声を大にして言いたい。

 

 

 


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