もうすぐ投票日

2021年10月29日

衆議院議員選挙の投票日が間近に迫っています。

私の住む地域は、ガチガチの与党の世襲議員と、その人と何度も闘ってたった一度しか勝ったことのない

野党議員の一騎打ちです。実際にはもう一人、突然現れた女性候補者がおりますが、なんで

彼女が今、ここで立候補するのかは全く私には判りません。

ひょっとしたら、野党の票を少しでも割れさせるための与党の差し金?とすら思われるのです。

野党と言いながら、ほんとに?・・と疑いたくなるようなあの例の党の公認ですからねぇ。

 

商店街を歩くと、野党候補とその支援者たちの声はよく響いています。

昼休みを狙い撃ちにした攻勢なのでしょう。

今日も、信号待ちの私たちにも声をかけてきました。

・・私?  私はそういうパンフの類はすべてお断りしています。

中身があまりに虚実混ぜすぎて、見る気が起こらない。

捨てれば塵になるし、第一捨てる場所がない。持ち歩くと手がふさがる。

なので、すべてお断りしています。

 

これは選挙パンフに限らずです。携帯電話会社の笑顔とともに押し付けられる

ポケットティッシュも同じ理由でお断りしています。その時、ティッシュが必要なら

役立ちますが、持ち帰ってもそれを使い切ったことがない。机の上で半端に

残るだけですから、初めから貰わないことにしています。

 

私の住む地域は、かの与党議員さんが閣僚だった時に、接待やおもてなしで

いわゆる「文春砲」の攻撃を受けていて、真っ黒とまでは言いませんが、チャコルグレー

くらいの黒さはあります。

ちなみに、チャコルグレーはご存じの方も多いでしょうが、限りなく黒に近い灰色です(笑)

 

対する野党議員さんは、一年前に「君はなぜ総理大臣なれないのか」なんていう

ベストセラーのルポをもじったようなタイトルの映画で、名前は売っていました。

地元では当然ですが、これはかなり広く取り上げられたみたいで、なにしろ監督が

あの大島渚氏のご長男ということですから、野党議員さんにとっては願ってもないこと

でしたでしょうね。(これも文春によりますと、彼と長男氏の奥様が高校の同級生だという

誼とか。学生時代のつながりは大切にしておくものですね。)

そして、彼にはこのタイミングで、ネット民に受け入れられそうな、非正規の女性勤労者との

対談本も出しています。これがまた中程度のヒット。

 

こんなことが重なって、いまわが地域は全国選挙の接戦地域として稀に見る注目を集めています。

 

私は世襲議員がどうとか言われていても、それがよいか悪いかは判りませんが、

一人一人の個性や能力人間力というなら、それは世襲も独り立ちも同じではないかと思います。

でも、それが自分の地域になると、その候補者の一人一人の噂や真実が、より現実的に

迫ってきます。

かの人のお祖父さまが地域にどれだけ貢献したか。お父様がどれほど優秀な方であったか。

だからお祖父さまのメガネに叶って一人娘であったかの人の母の婿養子にお迎えに

なられたのでしょう。

そして、かの人とその弟さんがどんな子供で、どんな青年で、どんな大人で

どんな人脈で・・ということは少なくとも他県の普通の人たちよりは知っています。

某私立学校の理事長もしていたかの人の入学式での演説に呆然としたこともありました。

芸能人との交流自慢気にとうとうと話すばかりで、この学校に子供を通わせていいのかと

真剣に悩みました。

 

そういう知識の中で選ぶとしたら、もう決まているではないですか。

はい。もう私たちは期日前投票を済ませてきています。

いまさら路傍での演説を聞こうとは思いません。

 

この選挙が終わっても、日本の国政が驚異的に変化することはないでしょう。

でも、こんな蟷螂の斧でも、振りかざさないよりはましなんだよと、子供たちに

教えるために選挙に行きましょうよ。

投票を終えて出てくると、各報道局が「出口調査です」と待ち構えていました。

もちろん私はお断りです。なんでそんなことに協力する必要があるのか。

でも、周りを見ていると、お断りの方は多かったです。これじゃ、出口調査の

信憑性は薄いなと思いながら、候補者たちの声を背に商店街を歩いて帰り

ましたとさ。。。選挙お伽話でした。。。

 


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