おババ戦士

2021年11月10日

秋の気配が濃くなってくると感傷的な気分に・・なんてなりませんよ。

私は今日は怒りに震える自分を抑えるのに苦労しているのです。

またか・・と思っていらっしゃるかもしれませんが、それはある意味

当たってもいるのですが、今日の怒りはまことに私的なことなので、いかに仕事上に

出さないかで苦慮しているのです。

 

それは娘が中学生の長男のテストの回答用紙を見たことがないという話から

はじまりました。

「見せてと言っても見せないから・・」と拗ねたように言う言い草は彼女の子供時代そっくり

そのままです。

そもそも話の発端は彼の通っている塾の先生から、数学と英語のテストは見ましたが、あとは見せて

くれません。全体のバランスから言えば国語と社会はかなり悪かったのではないでしょうかという

お電話があったそうです。

それで私が「なかなかいい先生じゃないの。お気遣いしていただいて。あなたがテトス持って

いけばよかったのに」と言うと彼女は私も見たことがないと言うのです。

は?????・・?マークがいくつ並んだことか・・・

中学生の子供の回答用紙見ない親がいる・・なんてことがあるのか。

そして、前述の見せてと言っても・・発言です。

 

私は怒りに震えました。

ほんとに「親の顔が見たい」と叫びたかったのですが、真摯な真実の前に愕然と

してそれは止めました。

子供を塾に入れて、決してお安くない塾費用のために自分も身を粉にして働いて、

塾では、毎回毎回「がんばりましたね」と言われるけれど、学校の順位が上がったとは

聞かないし、点数が上がったかどうかも知らない。

その上、冬休みの追加講習受けるように言うと「チっ」と舌打ちが聞こえた・・と娘は

言いますが、それをなぜに放置するかっ。

 

こんな時、家人は猫なで声で「R(娘の名前です)は、自分が言われて厭なことは人には

言いたくないんよなぁ」と言いますが、それは違います。

躾という字は身を美しくとは書きますが、躾をする方は厭なことを言うのです。

 

娘と長男の会話は容易に想像ができます。

「テスト帰ってきたなら見せて。」

「ない。」

「・・・」

たぶんこれで終わりでしょう。本人に確かめるとそうだと言っておりました。

 

信じられない・・これで済ませる親がいるなんて・・

「ないってなぜよ?。回答いつ返った?」

「知らんよ。忘れた」

「そうか。持って帰るの忘れたなら学校に取りに行こう。返ったかどうか

忘れたなら先生に聞いてみよう。さあどっちにする?」

「・・・・」

「選択肢あげてるんやから選びなさい。あんたが選ばないんなら私が選ぶわ。」と

私なら長男を引きずって学校に行くか、担任の先生にお電話してテストの回答がいつ

子供に返されたか聞きますね。

まだ中学生のテストの成績を親が管理しないなんて、これは悪質な育児放棄です。

 

親がこんな調子だから子供だって成績について適当に流しておけばいいと思っている

のです。

「今までの分持ってこいと言いなさいよ。」と私。

「ないって言うよ。絶対」

「ならどうしてないのか? どこにやったのか聞きなさいよ。ないって言って

ほっとくから、うちの親は甘いと足元見られてるのよ。

あなたたちはね、S(長男です)のこと、屁理屈ばっかりと言うけど、屁理屈であっても

彼は彼なりの論法で話しているのよ。一度くらい、それを真正面から受け止めてみたらどうよ。

で、Sはあなた達がそうしないと高を括っているから、最短の言葉で拒否しているの。舐められた

もんよね。なんなら、私が言おうか。」

すると即座に「いや、それはいい」と拒否します。

 

どこまで言っても争いごとはいやという娘の姿勢は変わりません。

 

これ、本当に私の娘でしょうか。

 

「そうやな、言い方はえげつなく厳しいけど、今日のはKちゃん(私です)の言い分は

正しいよね。でも、もうちよっと優しく言えば聞く耳持つのになぁ。」

今日はそんな半端な肩をもつ家人の言葉さえ、煩わしいです。

私は、私が育てた娘のツケを今、払っているのかと思いながら、「闘うおババ」としての

戦闘態勢を心新たに整えるのでした。。。

 

 

 

 


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